キャリア・カウンセラーの濱野です。


キャリアについての悩みのなかでも、
対人関係で悩まれるケースは多いように思います。

「仕事を辞めたい」、「転職したい」
という悩みの裏にも、
「あの職場では働きたくない」
「あの人とは一緒に働きたくない」
という気持ちが隠れていることが
あるのではではないでしょうか。


昨日のブログでも書いたように、
「自分自身が心からの笑顔になること」
を優先することができず、
相手を優先する傾向にある方に多い悩み
なのだと思います。

周囲の人とうまくやるために、
あるいは、対人関係の問題を解決するために、
「我慢を重ねてきた」
「耐えてきた」
でも、もう一杯一杯になってしまった。

そして、その時に出る一言は、
「なんで私だけが・・・」


苦手な人であっても、嫌いな人であっても、
大切な友人に接するかのように、
相手の話にあわせて笑顔で対応するから、
また誘われる。

無理なお願いに、いつも一生懸命に応えるから、
もっと要求される、もっと依存されてしまう。


でも、わかるんです。
「嫌(イヤ)だ」
「嫌い(キライ)だ」
それが言えないから困っているんじゃないか。
追い詰められて嫌な思いをするんじゃないか。

わかります。
自分もそうだから。八方美人だから。


でも、
「嫌(イヤ)だ」
「嫌い(キライ)だ」
と言わないことを、
選んでいるのも、自分なんです。

「なんで私だけが・・・」
その一言を自分に言わせているのも、
自分なんです。


大切な友人が、対人関係で困っている時にかける言葉を
一番大切にしなければいけない自分自身にも、
かけてあげたらいいのです。
「そんなの、断ればいいんだよ」
って、
「嫌(イヤ)だ」
「嫌い(キライ)だ」
って言っていいんだよって。


あんがい、悩んでいるのがバカバカしくなるくらい
言っても何もかわらないというか、
すんなり解決してしまうことも多いものです。

だって、相手は、あなたほど、繊細ではないから。

それに、嫌いな人には、嫌われたほうが良くないですか?
自分から離れてくれたほうが、精神的には楽ではないですか?


一番大切な、自分が心からの笑顔になるために、勇気を出して。