キャリア・カウンセラーの濱野です。


日本では、古くから「言霊」という
言葉の力が信じられてきました。

~Wikipediaより~
一般的には日本において言葉に宿ると、
信じられた霊的な力のこと。
声に出した言葉が、
現実の事象に対して何らかの影響を
与えると信じられ、
良い言葉を発すると良いことが起こり、
不吉な言葉を発すると凶事が起こるとされた。


一般的には、「言霊」は、
「声に出した言葉」
に宿るパワーを表しています。
私もそれを信じている一人です。

でも、
「書いた言葉」
には、
さらに強いパワーが宿っているとも
信じています。

自分の筆跡で紙に書いた言葉、文章は、
消えることなく、そこに存在し続ける。

どんなに色あせても、紙がくしゃくしゃに
なっても、そこに存在しつづける

そして、
それを自分の目で何度も何度も
繰り返し見る。
あるいは、
ふとした瞬間に、紙をめくる手が止まり、
書いた時の気持ちを、願いを、決意を
思い出す。


「書く」という行為は、
その瞬間の景色を、出来事を
切り取るということ。

その瞬間の気持ち、願い、決意とともに、
言葉に宿った言霊を、
自らの手で、紙に写し取るということ。


2020年。
戦争を経験していない私は、
コロナという得体の知れない
ウィルスに囲まれて、
初めて生死に関わる恐怖を
感じながらすごした一年でした。

それでも、希望をもって、
このピンチをチャンスに変えようと
必死で前に進みました。

この2020年は、
忘れたくない。忘れてはいけない。

未来の自分には、
あの2020年があったから、今があるのだと、
紙に自分の筆跡で書かれた言葉を読んで、
振り返っていて欲しい。


2020年の暮れを迎え、
未来の自分に向けて、
どんな景色を切り取っておきたいですか?
どんな言葉を書き残しておきたいですか?