【キャリア共奏 第0024号】

キャリア・カウンセラーの濱野です。

この二日間は言語化について、お話させて頂きました。
言語化するという言葉が好きで、たくさん拘りがあるので、もう少し話を続けたいところですが、
今日は、いったんそこからは離れて、「漠然とした不安が消えていく」ということに焦点をあてたいと思います。

昨日は、心配や悩みといった、自然に沸き起こってくる感情は、それらを言語化する過程で、自分自身を客観視できるようになり、より深く自分自身を理解できるようになる。

そして、漠然とした不安は消えていくというお話をさせて頂きました。

このような効果は、「言語化」することだけでなく、「数値化」することでも、得ることができます。

つまり、「数値化することで、漠然とした不安が消えていく」ということです。

身近な例でいうと、漠然とした将来へのお金の不安です。

キャリアに関する悩みとして、耳にすることがある

「これから介護とかでお金がかかるので、今の稼ぎではお金が足りなくなるのが心配です」
「定年退職で給料が減るので、生活できるか心配です」

といった、将来へのお金の不安です。


でも、よくよくお話を伺うと、

「これからどれだけの収入があるのか?」
「定年退職後にどれだけ給料が減るのか?」

あるいは、

「介護をすることで、どの程度の支出があるのか?」
「今、月にどの程度お金を使い、どの程度あれば生活できるのか?」

といった数値を抑えていないことは、良くあることです。

それらを数値として把握していないために、漠然とした将来への不安を感じている

つまり、それが不安になる必要がある状況なのか、そうでないのかが
判断できない状態で、「取り越し苦労」をしているということになるかと思います。

このように、漠然とした将来への不安、特にお金に関わる不安を感じた時には、「言語化する」、「数値化する」ことを実践することだけでも、解消できる可能性は高くなると思います。

是非、試してみてください。