【キャリア共奏 第0074号】

キャリア・カウンセラーの濱野です。

昨日までの「言葉」「名前」「仮説」とは、がらっと変わり、
本棚から久し振りに手にとった、本の一節を紹介します。

本の概要は、以下の通りです。
「道を継ぐ」  佐藤友美さん
49歳で生涯を閉じた伝説の美容師、MINXの鈴木三枝子さんの
「人生」「生き方」を追いかけたノンフィクションの書籍

この本の中には、書き留めておきたくなる、素敵な言葉が本当にたくさん書かれています。

今日は、その中から以下を紹介します。

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人の言動や所作のすべてに、その人の人生の美学や価値基準が反映されるものだ。
そして、その選択の積み重ねが「人となり」をつくっていく 
(鈴木三枝子さん)
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私は、良く「一事が万事」という言葉を好んで遣います。

例えば、ある瞬間に「今さら・・・なんてできない」という言葉を口にした人がいるとします。

この人は、どんな時でも年齢を理由に、「今さら・・・なんてできない」と言っていることでしょう。

そういう価値基準をもっているから。


一方で、「私の残りの人生の中で、今が一番若い」という美学、価値基準をもっている人は、

どんな時でも、前向きに、あらゆる困難にもチャレンジするでしょう。


ある時に、「今さら」と口に出した人が、別のことで「今が一番若い」と言うことはないでしょう。

まさに、「一事が万事」です。


『人の言動や所作のすべてに、その人の人生の美学や価値基準が反映されるものだ。
 そして、その選択の積み重ねが「人となり」をつくっていく』


まさに、これだと思います。
なんて素敵な言葉に出会えたのだろと思います。

キャリアを紡ぐということが、細かく分解していくと、この「言動や所作のすべて」にまで、いきつくのではないかとすら感じます。