キャリア・カウンセラーの濱野です。


昨日書いた
「頭で浮かんだことを、その場で書き留める習慣」
には、例えば以下のような効果が考えられます。

・触れた情報・気付きを忘れずに残せる(入力) 
・自分の脳力を使わずに保管し続けられる(記録)
・忘れずに着実に実行できる(出力)

それぞれについて、もう少し説明します。


■触れた情報・気付きを忘れずに残せる(入力)

本を読んだり、WEBを見ているときに、
「これは、いい言葉だな」と思っても、
書き留めないと、忘れてしまいます。

せっかく浮かんだアイデアも、
その場で、書き留めておかないと
忘れてしまうものです。

これやっておかなきゃと思いついたことでも、
別の作業をしている間に、
記憶から消えてしまっています。

そして
後からは、なかなか思い出せないものです。


■自分の脳力を使わずに保管し続けられる(記録)

何かを覚えておこう、忘れないようにしようと思っていると、
その間、ずっと脳力をつかい続けます。

それが、考えなければいけないこと、
心配なことだったりすると、
意識、無意識に関わらず
ずっと脳力が使い続けられてしまいます。

書き留めておけば、
こういった脳力を浪費することが減ります。

本当に、必要なことに脳力を使うことができるようになります。


■忘れずに着実に実行できる(出力)

実行しなければ、
書き留めたメモが残り続けるので、
実行したか否かが、一目瞭然です。

逆に、
書き留めてはみたけれど、
やっぱり実行しなくてもいい
ということも、結構あるものです。

これは、いったん自分の外に出して
時間を置いてから見直すから気付けることです。



今日は、
頭で浮かんだことを、その場で書きとめる習慣について、
3つの観点(入力、記録、出力)から、
効果を考えてみました。

いちいち書き留めるなんて面倒
なんて思ったかもしれませんが、

触れた情報・気付きを忘れずに残せ、 
自分の脳力を使わずに保管し続けられ、
忘れずに着実に実行できる

こんな効果が実感できます。

もし、共感できる点があれば、是非、試してみてください。