キャリア・カウンセラーの濱野です。


昨日のブログで書いた、

春に骨折した左足に注意を払うあまり、
それを影で支えてくれていた右足が
悲鳴をあげても、
 「おまえは大丈夫だろう」
という声をかけ続けてしまった。
結果として、大切な右足も負傷してしまった。


これと同様なことが、私の生活のなかでも、
無意識に、起こっていたように思います。


例えば、「忙しい仕事」が、私の左足でした。
左足に注意を払い、優先するあまり、
それを影でささえてくれているもの(右足)に、
「おまえは大丈夫だろう」
という声をかけ続けていた気がします。


■例えば、右足=睡眠

 「忙しい仕事」を最優先し、
 少しくらい眠らなくても、大丈夫だろう
 なんて言って、無理をしていました。

 睡眠は、仕事の生産性を上げるため、
 精神的な安定、やる気を維持するために
 本来は、とても気を遣わなければいけない
 行為なのにです。

 結果として、精神的に追い詰められて、
 最優先していたはずの「忙しい仕事」が
 手につかない時期もありました。


■例えば、右足=食事

 「忙しい仕事」を最優先し、
 食べ物なんて、お腹を満たせばいい
 なんて言って、適当にしていました。

 食事は、健康を維持、向上するために、
 本来は、とても気を遣わなければいけない
 行為なのにです。

 結果として、体調を崩して、
 最優先していたはずの「忙しい仕事」が
 手につかない時期もありました。


■例えば、右足=家族

 「忙しい仕事」を最優先し、
 影で支えてくれいた家族(右足)が
 悲鳴をあげていても
  「大丈夫だろう」
 と無視し続けたことで、
 結果として、家族を疲弊させてしまった
 時期もありました。
 家族だけが疲弊して、自分だけが元気
 ということには、絶対になりません。


今、振り返れば、
左足を右足が支えてくれていたように、
忙しい仕事(左足)を支えてくれていた
睡眠や食事や家族(右足)に
もっと気を遣ってあげるべきだったと
気づくことができます。

今の生活のなかで、
最優先していること(左足)の影で、
 「おまえは大丈夫だろう」
なんて言葉をかけ続けているもの(右足)に
心あたりがあれば、負傷させてしまう前に、
「大丈夫?」と声をかけてあげる
ほんの少しの余裕をもって頂きたいと思います。