【キャリア共奏 第0012号】

キャリアカウンセラーの濱野です。

昨日は、「仕事の速さ」も大切だけど、「仕事の早さ」(仕事に早く手をつけること)も大切で、それを意識することで仕事の負担感が減り、自己コントロール感も格段に増すことをお話ししました。

今日は、「仕事の早さ」の中でも、「仕事に早く手をつける」のと同じくらい大切な、「仕事を早く手放す」ことについてお話したいと思います。

せっかく仕事に早く手をつけたのに、仕事を速くやったつもりなのに、結局、仕事が終わるのが締切り間際になることは、良くあることです。

そもそもの仕事の難易度が高いとか、仕事の量が多いとかの場合には、これはもう仕方ないことですね。

でも、多くの場合は、「なぜかわからないけど、時間がかかってしまった」のではないでしょうか?

これは、
「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」
というパーキンソンの法則が、無意識に働いてしまうからです。

例えば、頼まれた資料の作成が予定より早く終わった時、何をしますか?
私は(気を抜くと)、資料を再チェックして、普段は気にしない細部のクオリティにとことん拘ってみたり、文字や図の位置を少しずらして見やすくしてみたり・・・そして、「完成度の高い資料ができた!」と自己満足するわけです。 

他の例では、メールです。
忙しい時に書くメールと、時間に余裕がある時に書くメールの文章、どちらが丁寧ですか?
時間に余裕がある時、私は(気を抜くと)、これを読んだら相手がどう思うだろうとか、何度も読み直したり、誤字を何度もチェックして、なかなか送信ボタンが押せないことがあります。
そして、時間かけて考えた文章のわりに、相手からの返信がそっけなかったりするわけです。

これらが、「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」ということです。

つまり、自分自身で、仕事を作り出しているということになります。

だから、「仕事に早く手をつける」のと同じくらい「仕事を早く手放す」ことは大切ですし、法則と呼ばれるくらいなので、しっかり意識しておかないと、あらがうのは難しいということです。

先程、「私は(気を抜くと)・・・」と書いたのは、そういう意味です。

私の場合は、仕事が80%完成したと思ったら、なるべく早く手放すように、注意しています。

このくらい仕上げておけば、自分自身でチェックして、自分自身で改善するよりも、誰か他の人にチェックしてもらったほうが、よっぽど短時間に間違いや改善点が見つかり、短時間でクオリティもあがるはずです。

キャリア相談にも多い、「時間に追われている感じ」、「仕事の負担感から逃れられない」ということを感じていることが多いようでしたら、まずはこの二つの「仕事の早さ」を意識することにトライしては如何でしょうか?

少しでも時間に余裕ができれば、気持ちが楽になれば、元気もでてきます!