【キャリア共奏 第0030号】

キャリア・カウンセラーの濱野です。

今週は、「知っていること」と「実践していること」は果てしなく違う、ということについて書いています。

そして、これを見ると、これを聞くと「それ知ってる!」と言う人も多いけれど、「実践していない」という人も多い事例の四つ目は、「ToDoリスト」です。

これも、自己啓発やタイムマネージメントの書籍、セミナー、あるいはWEBで目に触れる機会も多いので、活用すると効果が高いと言えると思います。

ToDoリストは、比較的、細かく分割されたタスク(仕事あるいは、作業のかたまり)をリスト化して、抜け漏れを確認した上で、一つ一つ忘れないように実行していく、というものです。

これについては、あまり説明はいらないように思いますので、以下は私のやり方を、参考に書かせて頂きます。


私の場合、短冊のような細長いポストイットに、一つ一つタスクを書き出し、作業が終わると捨てる、ということを日々繰り返しています。

朝にはたくさん貼ってあったポストイットも、夜には綺麗になくなっていきます。

どうしても終わらなかったポストイットは、明日に回して、明日実行することにしています。


ここで、ToDoリストを活用する上で注意しなければいけないことがあります。

それは、ToDoリストには、時間軸を管理するという概念というか、機能というかが無いということです。

各タスクに、締切ぐらいは設定できますけど、それをやってしまうと、相当意志の強い方でない限り、締切日までタスクが残り続け(ポストイットが、毎日繰越され)、結局、締切日に慌てて実行するといった、ことが起こりがちです。

だから、せいぜい今日やるべきことぐらいに割り切って、ToDoリストで管理するのが、うまく活用するコツだと思います。

つまり、今日のタスクを整理して、全力でやり切るということです。

もし、複数日にわたる作業であったり、時間軸を管理したいのであれば、カレンダー(あるいはスケジュール表)を活用して、タスクの実行を管理したほうが、やりやすいと私は思います。


さて、今週は「知っているけど、実践していない」良くある事例を、いくつか紹介してきました。

あげればキリがありませんので、事例としては、このくらいで終りにしたいと思います。

紹介した4つの事例は、私が私自身のキャリアを豊かに変えるために、もう20年以上も実践し続けていることであり、効果は私自身が検証済です。


本来は、4つの事例それぞれについて、あるいは、4つの事例を効果的に組み合わせた活用方法等についても、じっくり何日もかけて説明したいところですが、ブログとしては、ここまでに留めたいと思います。

「知っていること」を、知っているだけに留めず、是非、活用にチャレンジし、実践して欲しいと思います。


今回紹介した、この4つをうまく活用するだけでも、あなたが「未来に向かって自分らしく生きる」ために、必ずや役立つのではないか、そう思います。