【キャリア共奏 第0040号】

キャリア・カウンセラーの濱野です。

何をやってもうまくいかないと思うことは、時にあるものです。
そんなときや、自分に迷った時に、拠り所となる本があると良いですね。

私自身には、そんな本が何冊かあります。
その一つが、
『 「心の翼」の見つけ方 』
という、浜口隆則さんの本です。

2008年に初版が発行された時に購入させて頂いたので、もう12年も経ちましたが、
その時々で、この本が必要になる、といったら良いのか、
自分の体が、心が、この本を読むことを欲することがあるのです。

こんな文章から始まっています。

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ニワトリに育てられたタカは、飛べなくなってしまうそうです。
そのタカは、本当に飛べなくなったわけではありません。
飛べないという「思い込み」を持ってしまっただけです。
飛べなくなったタカは、目の前で飛ぶタカを何度か見るうちに、また飛べるようになるそうです。
それは、飛べないという「思い込み」を捨てることができたからです。

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その後、著者が「発見して人生が変わった」と思えた「8つの思い込み」を紹介してくれています。

これを読み進めると、その時々で、自分がはまり込んで、抜け出せなくなっている「思い込み」に気付くことができます。

そして、変われる、成長できる、もっと自由になれると思えるのです。


この8つの思い込み、全て大切なことが書かれているのですが、
何度読んでも、いつ読んだ時にも、自分に必要となる言葉が、
 「運はコントロールできない」という思い込みを捨てる
という章に書かれています。

それは、

「雪が降っても自分の責任」

という言葉。

自分の人生を100%受け入れるための言葉。
そして、すべて自分の責任だと思って、やり直すための言葉


今、自分の思い通りにはならない状況に直面して、
「なんで、俺ってこんなについてないのだろう」
と思っているのなら

がんばっても、がんばっても、うまく行かずに、
追い込まれて、運のせいにして、ぼやいているのなら、

もう一度、
「自分の人生の責任をとるのは自分しかいない」
ことを気付かせてくれる、この言葉

「雪が降っても自分の責任」

そして、この本に出会ってみるのも良いかもしれません。