【キャリア共奏 第0054号】

キャリア・カウンセラーの濱野です。

昨日は、「頷きや相槌によって、会話にリズムを刻む」ということ、その効果について書きました。

今日は、「無知の姿勢で聴く」ことについて、考えたいと思います。


仕事柄、複数名でお客様を訪問し、お客様とコミュニケーションをとることや、インタビューをする機会が多いです。

そのような時に、

お客様が、一生懸命に話し続けている時に、私と同行した人が自分の意見・話をかぶせていく場合があります。

お客様が、何かを話し始めようとしているのに、それを遮って話を始める人もいます。

このようなコミュニケーションの取り方、相手の話をちゃんと最後まで聞けない人は、一事が万事で、普段の生活の中でも、常にそうなのだと思います。


その場に私が同席している時には、

話をかぶせた人、話を遮って話した人の、(失礼な)話が一段落した時に、
お客様に対して

「今、何かをお話しされようとしましたね。続きを教えてください」

とか、

「さっき、〇〇って言いかけたようですが・・・」

といった言葉を使って、

会話と時間を、お客様が話していた時点、あるいは、話し始めようとした時点まで、戻すように心がけています。


なぜか?

あたり前なのですが、お客様の考えや意見を伺いたくて、訪問しているから。

そして、遮ぎられた言葉の先に、大切なことを話されることも多いからです。

最も注意しなければいけないのは、話を遮ることで、お客様は自分の話をしっかり聴いてもらったという感覚がもてなくなるからです。

話を聴いてくれない人と、もう一度、話したいと思うでしょうか?
話をしっかり聴いてくれない人に、この先に何かを相談したいと思うでしょうか?


古代ユダヤのソロモン王の言葉に以下のようなものがあります。

「賢者は聞き、愚者は語る」

賢い人は、自分の能力を知っているから、決して人前で自慢するような事はしない。
逆に、相手の話から何かを必死に学び取ろうとして、他人の話す事を良く聞くものだ。

多少、今日のブログの中で引用する名言としては、適切ではないかもしれませんが、

結局は、コミュニケーションにおいて、相手(お客様)から、何かを必死で学び取ろうとする姿勢が不足しているということだと思います。


相手に興味をもって、相手の話にしっかり耳を傾けて、「無知の姿勢」で話を聴けるようになりたいものです。