【私自身のスキルアップの行動記録】

以下の書籍を読んだ。

「やわからロジカルな話し方」 富樫佳織さん著
クロスメディアパブリッシング社

なんとなく、題名が気になったので、手にとってみた(amazonの今すぐ購入ボタンを押した)。

まず最初に、「やわらか」と「ロジカル」という言葉の組み合わせに魅かれた。

カウンセリングとは異なり、
ビジネスにおけるコミュニケション、プレゼンテーションでは、気持ちだけを訴えることは稀で、ロジカルが基本にはなるとは思うが、それが「やわらかい」とはどういうことなんだろう? と不思議に思った。


「自分はこう思います。なぜならば~」
というロジカル一本勝負の話し方をして、会議の盛り下げてしまうような失敗を繰り返した経験をもつ著者が、

会議を盛り上げかつ、言いたいことはズバっという先輩を観察することでみつけた特徴、例えば、「これが正解とは限らないんだけど・・・」と前置きして、自分の意見を言うことが多いということ。

また、相手と違う意見を言う時に、「今の話の流れで考えたのですが・・・」と前置きして、自分の意見を言う等、
ロジカルに伝えるだけでは、なかなか伝わらない状況においても、自分の意見に共感をもってもらえるような話し方が紹介されていた。
(前置きすること自体、あくまでも一例なので、興味を持たれた方は本を読んでください)


著者が書いている通り、

「相手の立場に立って気持ちや考えを汲み取り、その上で自分の意見を上手に伝える方法」
「相手にわかりやすいよう、まずはロジカルに話す。そこに相手が考えていること、相手が話したいことを加えて伝えることで、言いたいことがうまく伝わる話し方」であり、それが「やわらかロジカルな話し方」。

そして、ロジカルな会話である「テーマ」「結論」「数字」「状況」に加えて、「相手目線での気持ち」(自分目線の感情ではなく)を加えるのが基本であること、「気持ち」の置き場所が大切であることなど、

相手に共感してもらいやすくするためのコミュニケーションのヒントが書かれていた。

ビジネスのコミュニケーションにおいて、ロジカルに「正しいこと」を言っているのになかなか理解してもらえなかった時、「正しすぎること」を言って反論する余地を与えないような話し方をした時、

あの時は、「ロジカル」ではなく、「やわらかロジカル」な話し方をすれば、共感いただけたのかもしれないと感じた。さっそく試してみたい。