【キャリア共奏 第0056号】

キャリア・カウンセラーの濱野です。

この週末、何冊かの本を読みました。

私は、紙の本を読む場合には、気になるところにラインを入れたり、メモを書いたり、ページの角を折り曲げたり・・・

たいていは、ブックオフには引き取って貰えない残念な状態になります。

それは、後から見返したり、いいと思った言葉を記憶に残しておきたい(忘れないように、書き留めておきたい)からです。


そんな読み方をしている中で、気付くことがあります。

それは、ある時期読んでいる本では、ジャンルはどうであれ、「同じ言葉」に出会うということです。

例えば、昨日読んだ本の中で気になった言葉は、
「たとえ明日世界が終るとしても、私は今日りんごの木を植える」ルター

最近、本やネットを読んでメモした言葉の中には、以下を記していました。
「明日に延ばしていいものは、やりのこして死んでもかまわないこと」ピカソ
「もし今日が人生最後の日だったら、今日やろうとしていることをやりたいと思うか」ジョブズ

ある時期に、「同じ言葉」(表現は異なるけれど、同様な示唆を与えてくれる言葉)に出会うというのは、どういう意味があるのか?


自分の人生、キャリアについて悩んでいる時、迷っている時、考えている時に、きっと、

「今の自分が、その言葉を欲している」

ということなのだと思います。


今の私であれば、やりたいことがあるのに、なかなか思うようにできていない、という現状があります。

だから、自分自身に対して、
「このままで、本当にいいのか?」
「それは本当に、やりたいことなのか?」
と自問自答したり、

あるいは、
「今、変わろうよ、変えようよ!」
「今、一歩踏み出そうよ、がんばれ!」
と自分を鼓舞したり。

本を読みながらしているのだと思います。


今の自分が考えなければいけない言葉
今の自分が行動するための後押しとなる言葉
勇気をもらえる言葉

ある時期に、同じ言葉に出会う時は、きっと今の自分が、その言葉を欲しているということなのかもしれませんね