【キャリア共奏 第0057号】

キャリア・カウンセラーの濱野です。

以前、時計にこだわっていた頃がありました。
腕時計にだけは、お金をかけていた時期がありました。

腕時計の一秒一秒が、秒針が動くだびに、自分の命の時間が進むと思うと、
その一秒が愛おしく、
その腕時計を見ただけでワクワクしたことを覚えています。

砂時計にお金をかけたこともありました。
砂時計は、砂が落ちていく時に、サラサラと音が聞こえるのではないか?
その音を聞いたら、心が落ち着くのではないか、そんなことを思って買ったことを覚えています。

でも、そんなことはなかった。

砂時計が落ちる音って、聞こえないんですね。
それでも、砂が落ちていくところを眺めていると、心が落ち着き、命の時間が進む、その音が聞こえるような気がしました。


今はもう、腕時計、砂時計、にお金をかけることはなくなりました。

大切なのは、時間を正確に測る道具ではなく、「時間そのもの」であると気付いたから。
そして、お金をかけるなら、「時間そのもの」にかけるべきだたと、気付いたから。

時間にお金をかける = 時間をお金で買う.

そして、お金で買った時間で、どんどん人生を前倒しすることに使うことで、人生の時間は加速していく。

そんな価値観に変わってきた、変わっていった気がしています。