【キャリア共奏 第0058号】

キャリア・カウンセラーの濱野です。

このところ、リモートワーク中心の生活が続いていました。
会話は、メール、チャット、電話、TV電話を使ったオンラインのコミュニケーションがほとんどでした。

そんな中、昨日久し振りにオフィスにいってみると、数名が出社していました。

そして、オフィスに入る時の挨拶は、「久しぶり」
そして、オフィスを出る時の挨拶は、「また今度会おうね」でした。

以前は、「おはようございます」、「お先に失礼します」を毎日言うのが当たり前だったように記憶しています。

さらに、呼び止められたので話を聞いてみると、今月末に退職するとのこと。
以前は、よく広島に一緒に出張していた大先輩で、とても尊敬していた方だったので、涙がこぼれそうになりました。

こんな状況でなければ、どこかで飲むのでしょうが・・・


そんなことがあって感じたことは、「リアル」(オンラインの比較では、オフライン)のコミュニケーションの価値は確実に高くなっているということです。

ほとんどのコミュニケ―ションが、オンラインでも効率を損なうことなく実現できることが、強制的であったにせよ、わかってしまった現在において、リアルで、対面で行うコミュニケーションは貴重であり、ここぞという時に使う手段に変わってきているように思います。

大切な相手に、大切な時間を共有する時だけ、リアルで会う。


ほんの30年前まで、インターネットなんて普及していなかった。その当時は、インターネットに繋がれることは特別だった。

そして、20年前まで、いつでもどこでもスマホや携帯電話で人とつながることは、特別だった。

そして今では、オンラインがあたり前になり、オフライン(リアル、対面)が、特別になった。
この流れには、きっと抗えないのだろうと思います。


10年後、私達は、どんな世界を見ているのでしょうか。